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令和 4年 第3回 定例会-10月12日-05号

  • "学校職員定数条例"(/)
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  1. 群馬県議会 2022-10-12
    令和 4年 第3回 定例会-10月12日-05号


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    最終取得日: 2023-05-03
    令和 4年 第3回 定例会-10月12日-05号令和 4年 第3回 定例会 群馬県議会会議録第5号 令和4年10月12日 出席議員 46人 欠席議員 0人 欠員 4人    中沢丈一  (出 席)       久保田順一郎(出 席)    星野 寛  (出 席)       狩野浩志  (出 席)    橋爪洋介  (出 席)       星名建市  (出 席)    伊藤祐司  (出 席)       井田 泉  (出 席)    水野俊雄  (出 席)       後藤克己  (出 席)    中島 篤  (出 席)       萩原 渉  (出 席)    あべともよ (出 席)       岸善一郎  (出 席)    井下泰伸  (出 席)       酒井宏明  (出 席)    金井康夫  (出 席)       金子 渡  (出 席)    安孫子哲  (出 席)       藥丸 潔  (出 席)    小川 晶  (出 席)       伊藤 清  (出 席)    大和 勲  (出 席)       川野辺達也 (出 席)    本郷高明  (出 席)       穂積昌信  (出 席)    井田泰彦  (出 席)       加賀谷富士子(出 席)    泉沢信哉  (出 席)       今泉健司  (出 席)
       松本基志  (出 席)       斉藤 優  (出 席)    大林裕子  (出 席)       森 昌彦  (出 席)    八木田恭之 (出 席)       入内島道隆 (出 席)    矢野英司  (出 席)       高井俊一郎 (出 席)    相沢崇文  (出 席)       神田和生  (出 席)    金沢充隆  (出 席)       亀山貴史  (出 席)    秋山健太郎 (出 席)       牛木 義  (出 席)    追川徳信  (出 席)       鈴木敦子  (出 席) 説明のため出席した者の職氏名    知事          山本一太    副知事         津久井治男    副知事         宇留賀敬一    教育長         平田郁美    選挙管理委員長     宮下智滿    人事委員長       森田 均    代表監査委員      林  章    公安委員長       高橋伸二    警察本部長       小笠原和美    企業管理者       中島啓介    知事戦略部長      田子昌之    総務部長        堀越正勝    地域創生部長      新井 薫    生活こども部長     上原美奈子    健康福祉部長      歌代昌文    環境森林部長    (兼)グリーンイノベーション推進監 須田恵理子    農政部長        倉澤政則    産業経済部長      大久保聡    県土整備部長      眞庭宣幸    DX推進監       岡田亜衣子    危機管理監       堀越正史    会計管理者       福田芳美    病院局長        内田信也    財政課長        下山 正 職務のため出席した者の職氏名    局長          加藤隆志    総務課長        木暮和巳    議事課長        柴野敦雄    議事課次長       新井俊宏    議事課係長       笠原孝之    議事課主幹       広橋裕二    議事課主任       黒沢成康     令和4年10月12日(水)                   議  事  日  程 第 5 号 第1 常任委員長報告    第100号議案 令和4年度群馬県一般会計補正予算(第2号)    第101号議案 令和4年度群馬県電気事業会計補正予算(第2号)    第102号議案 群馬県職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例    第103号議案 群馬県職員の懲戒の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例    第104号議案 群馬県職員の給与に関する条例の一部を改正する条例    第105号議案 群馬県職員の寒冷地手当に関する条例の一部を改正する条例    第106号議案 群馬県職員退職手当に関する条例の一部を改正する条例    第107号議案 群馬県職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例    第108号議案 群馬県職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例    第109号議案 群馬県職員賞じゆつ金授与条例の一部を改正する条例    第110号議案 群馬県職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例    第111号議案 外国の地方公共団体の機関等に派遣される群馬県職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例    第112号議案 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例    第113号議案 群馬県職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例    第114号議案 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例    第115号議案 群馬県一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例    第116号議案 群馬県人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例    第117号議案 職員の修学部分休業に関する条例の一部を改正する条例    第118号議案 職員の高齢者部分休業に関する条例の一部を改正する条例    第119号議案 群馬県議会議員及び群馬県知事の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例の一部を改正する条例    第120号議案 群馬コンベンションセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例    第121号議案 公立学校職員退職手当支給条例の一部を改正する条例    第122号議案 群馬県市町村立学校職員定数条例の一部を改正する条例    第123号議案 群馬県公立学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例    第124号議案 群馬県公立学校職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例    第125号議案 群馬県義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置に関する条例の一部を改正する条例    第126号議案 群馬県市町村立学校職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例    第127号議案 外国の地方公共団体の機関等に派遣される群馬県市町村立学校職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例    第128号議案 群馬県学校職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例    第129号議案 群馬県教育職員免許法関係手数料条例の一部を改正する条例    第130号議案 群馬県企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例    第131号議案 群馬県病院事業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例    第132号議案 和解について    第133号議案 和解について    第134号議案 和解について    第135号議案 令和4年度群馬県一般会計補正予算(第2号・追加提案分)                           以 上 知 事 提 出    ・請願 第2 追加議案の上程    ・第137号議案から第143号議案について    ・令和3年度群馬県一般会計歳入歳出決算、同特別会計歳入歳出決算、同公営企業会計決算の認定について    ・第144号議案から第146号議案について                           以 上 知 事 提 出                             (提 案 説 明) 第3 特別委員会の設置    ・議第7号議案について                             委 員 会 提 出 第4 特別委員の選任 第5 議案の特別委員会付託     午前10時1分開議   ● 開     議 ○星名建市 議長 これより本日の会議を開きます。   ● 新任者の紹介 ○星名建市 議長 日程に入る前に、新任者の紹介をいたします。
     10月1日付をもって就任されました日置英彰教育委員会委員御登壇願います。           (日置英彰教育委員会委員 登壇) ◎日置英彰 教育委員会委員 このたび教育委員を拝命いたしました日置英彰と申します。  現在は、群馬大学共同教育学部で教鞭を執り、学部に設置されております教育実践センター長を務めております。  このセンターは、現代の教育課題を地域の教育機関や先生方と一緒に考え、解決法を探っていくというのをミッションの1つとして掲げております。そのために、いろいろな研修会やシンポジウムの開催を行っております。  今学校現場では、先の見えない時代を生き抜く力を育成するために、探究的な学習活動の充実が求められております。そのような背景から、さきの職務に加えまして、群馬県教育委員会の総合的な探究の時間の検討委員会の委員や、県内のスーパーサイエンスハイスクール指定校の講師や運営指導員、科学の甲子園群馬大会の開催などに携わってまいりました。また、この4年間は、群馬県教育委員会の点検評価委員を務めさせていただきました。  御存じのとおり、群馬県の教育振興基本計画は多岐にわたっております。さきに述べました経験を生かしながらも、学び続ける姿勢を忘れずに職責を果たしていく所存でございます。皆様におかれましては、御指導、御鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)   ● 常任委員長報告 ○星名建市 議長  △日程第1、第100号から第135号までの各議案及び各請願を議題とし、常任委員長の報告を求めます。  健康福祉常任委員会穂積昌信委員長御登壇願います。           (健康福祉常任委員会 穂積昌信委員長 登壇 拍手) ◎健康福祉常任委員会(穂積昌信 委員長) おはようございます。健康福祉常任委員会委員長の穂積でございます。健康福祉常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告申し上げます。  初めに、第100号議案「令和4年度群馬県一般会計補正予算」に関して、まず生活こども部関係では、保育所への物価高騰の影響及び支援について質疑されました。  次に、リトルベビーハンドブックに関して、作成スケジュール及び配布方法、作成に当たっての意見聴取について質疑されました。  次に、私立学校における修学旅行の中止の状況について質疑されました。  次に、物価高騰対策に係る補助の積精算方法等について質疑されました。  続いて、健康福祉部関係では、介護職員処遇改善支援補助金に関して、増額された賃金の支給状況、交付期間終了後の支援及び補助金の対象者等について質疑されました。  次に、就労継続支援事業所、障害児施設に対する物価高騰対策に関して、事業内容、申請方法の簡素化及び補助対象となる事業所数について質疑されました。  次に、衛生環境研究所運営費における科学研究費助成事業について質疑されました。  また、第131号議案「群馬県病院事業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例」に関して、定年前の再任用や新規採用についての影響、他病院における定年引上げの状況、県立病院における看護師の再就職について質疑されました。  以上の点を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  このほか、委員会の所管事項に関して各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  まず、生活こども部関係については、ひとり親世帯調査の結果等について、物価高騰による子ども食堂への影響について、養育費確保支援事業の概要及び周知方法について、園児の送迎バス置き去り事故を受けての県の対応等について、性暴力被害者サポートセンターについて、群馬県個人情報保護審議会条例について、群馬県個人情報の保護に関する法律施行条例について、霊感商法等に関する消費生活相談の状況について、香りの害への対応について、ぐんまパートナーシップ宣誓制度について。  次に、病院局関係については、新型コロナウイルス感染症の県立病院への影響について、今後のコロナ病床の確保について、ヒヤリ・ハット事例について。  次に、健康福祉部関係については、新型コロナウイルス感染症に関連して、後遺症、経口薬、全数届出の見直し及び健康フォローアップセンターについて、新型コロナウイルスワクチンについて、指定障害福祉サービス事業所における生活介護について、ドクターヘリについて、障害者芸術文化活動支援センターについて、遠隔医療について、動物愛護について、ハンセン病に関する県の取組について、介護事業所に対する物価高騰対策について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げまして委員長報告とさせていただきます。(拍手)               健康福祉常任委員会議案審査報告書          (予 算 議 案)  第100号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち   2 歳  出  中          第 5 款 生活こども費          第 6 款 健康福祉費  第100号議案 第3表 債務負担行為補正のうち   1 追  加  中          ・東部児童相談所一時保護所調理業務委託契約          (事 件 議 案)  第131号議案 群馬県病院事業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例                               【以上、全会一致可決】          ──────────────────────────               健康福祉常任委員会請願審査報告書 ┌──┬─────────────────────────┬─────────┬─────────┐ │番号│件               名        │区   分    │意      見 │ │  │                         ├──┬───┬──┤         │ │  │                         │採択│採択│継続│         │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼─────────┤ │ 8│後期高齢者の医療費窓口負担2割化実施の凍結に関す │  │ ○ │  │実施困難     │ │  │る請願                      │  │   │  │(多数をもって決定)│ └──┴─────────────────────────┴──┴───┴──┴─────────┘          ────────────────────────── ○星名建市 議長 環境農林常任委員会岸善一郎委員長御登壇願います。           (環境農林常任委員会 岸 善一郎委員長 登壇 拍手) ◎環境農林常任委員会(岸善一郎 委員長) どうも皆さん、おはようございます。環境農林常任委員会の委員長の岸善一郎です。環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告を申し上げます。  初めに、付託議案の審査についてでありますが、第100号議案「令和4年度群馬県一般会計補正予算」に関し、農政部関係では、最新鋭ドローンを活用した豚熱発生防止対策や食料利用に向けた蚕の研究状況、酪農経営緊急対策支援ぐんま施設園芸省エネ転換緊急対策などについて質疑されました。  また、環境森林部関係では、省エネ機器導入支援事業におけるきのこ生産者からの要望状況などについて質疑されました。  次に、第132号議案「和解について」についても慎重に審査されました。  以上を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  引き続き行われました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  まず、農政部関係では、板倉町で発生した豚熱について、全国和牛能力共進会について、鳥獣被害対策について、施設園芸セーフティネット構築事業について、肥料価格高騰対策事業について、農村RMOについて。  次に、環境森林部関係では、安中総合射撃場の整備について、事前協議規程における廃棄物最終処分場の1㎞ルールについて、林地開発許可及び保安林解除に係る不適切な事務処理について、大同特殊鋼株式会社東邦亜鉛株式会社のスラグの撤去状況について、県が整備する建築物の木造化について、森林管理の状況について、尾瀬のニホンジカ対策について、水源地域の保全について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               環境農林常任委員会議案審査報告書          (予 算 議 案)  第100号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち   2 歳  出  中          第 7 款 環境森林費          第 9 款 農政費          (事 件 議 案)  第132号議案 和解について                               【以上、全会一致可決】          ──────────────────────────               環境農林常任委員会請願審査報告書 ┌──┬─────────────────────────┬─────────┬─────────┐ │番号│件               名        │区   分    │意      見 │ │  │                         ├──┬───┬──┤         │ │  │                         │採択│採択│継続│         │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼─────────┤ │ 18│(国)指定野菜価格安定対策事業に係る交付予約数量引│○ │   │  │願意妥当     │ │  │き上げについての請願           (趣旨)│  │   │  │結果の報告を求める│ └──┴─────────────────────────┴──┴───┴──┴─────────┘          ────────────────────────── ○星名建市 議長 産経土木常任委員会泉沢信哉委員長御登壇願います。           (産経土木常任委員会 泉沢信哉委員長 登壇 拍手) ◎産経土木常任委員会(泉沢信哉 委員長) おはようございます。産経土木常任委員会委員長の泉沢信哉でございます。産経土木常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告申し上げます。  初めに、付託議案の審査についてでありますが、第100号議案「令和4年度群馬県一般会計補正予算」について、Gメッセ群馬における映像クリエイティブ拠点化に関して、スタジオ機能の具体的な整備内容や費用対効果、撮影環境整備に係る指定管理者との連携等が質疑されました。  次に、MaaS社会実装支援について、事業者間の調整について質疑されるとともに、今年度の事業のスケジュールについて質疑されました。  次に、第101号議案「令和4年度群馬県電気事業会計補正予算」に関して、川場薄根発電所(仮称)の建設計画及び設備投資額に係る採算性について質疑されたほか、水力発電事業に係る今後の事業候補地について質疑されました。  次に、第120号議案「群馬コンベンションセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」に関しまして、これまでの予約取消しにおける補償対応状況や利用承認の取消し等を知事が判断する場合の基準について質疑されました。  次に、第134号議案「和解について」に関して、水路の改修工事の内容及び集中豪雨等における流量の増加に係る影響等について質疑されました。  最後に、135号議案「令和4年度群馬県一般会計補正予算」に関して、G7デジタル・技術大臣会合の群馬県開催に係る県の魅力発信の方法や経済効果、また受入れ体制の整備について質疑されました。  以上を踏まえまして採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
     このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  まず、産業経済部関係では、全国旅行支援事業の概要について、新ぐんまチャレンジ支援金の申請状況や利用方法について、谷川岳の登山道整備について、ぐんま未来産業アドバイザリーボードについて、外国人労働者について。  次に、企業局関係では、東毛工業用水道の漏水事故について。  最後に、県土整備部関係では、公文書の誤廃棄について、JR上毛高原駅の名称変更について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げて委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               産経土木常任委員会議案審査報告書          (予 算 議 案)  第100号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち   2 歳  出  中          第 10 款 産業経済費          第 11 款 県土整備費  第100号議案 第2表 繰越明許費  第100号議案 第3表 債務負担行為補正のうち   1 追  加  中          ・無電柱化推進事業電線共同溝工事請負契約          ・敷島公園陸上競技場大型照明LED化工事請負契約   2 変     更  第101号議案 令和4年度群馬県電気事業会計補正予算(第2号)  第135号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち   2 歳     出          第 10 款 産業経済費          (事 件 議 案)  第120号議案 群馬コンベンションセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例  第130号議案 群馬県企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例  第133号議案 和解について  第134号議案 和解について                               【以上、全会一致可決】          ────────────────────────── ○星名建市 議長 文教警察常任委員会今泉健司委員長御登壇願います。           (文教警察常任委員会 今泉健司委員長 登壇 拍手) ◎文教警察常任委員会(今泉健司 委員長) 皆様、改めましておはようございます。文教警察常任委員長の今泉健司でございます。文教警察常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告申し上げます。  初めに、付託議案の審査についてでありますが、第100号議案「令和4年度群馬県一般会計補正予算」に関して、初めに警察本部関係では、横断歩道の補修実績と補修手続の流れ、補正予算の内容の詳細について質疑されました。  次に、教育委員会関係では、夜間中学校に関してソフト面の進捗状況や設置場所である伊勢崎市との調整状況などについて質疑されますとともに、他県先進校の取組を参考に前向きに準備をするよう要望されました。  また、県立学校の電気料の契約に関して、その内容が質されるとともに、今後、電気料高騰の傾向が続いた場合の対策などについて質疑されました。  また、県立高等学校特別教室の空調設備整備に関して、地方創生臨時交付金の活用状況について質されるとともに、空調設備やLED照明の整備に際し、ESCO事業の可能性について探るよう要望されました。  以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下その主な項目について申し上げます。  初めに、警察本部関係については、大麻事犯をはじめとする薬物事犯の現状と傾向及び摘発事例について、インターネットを通じた薬物流通対策について、警察官の武道指導採用について、右折矢印信号機及び時差式信号機の設置基準について、ゾーン30の設置状況と今後の整備方針について、110番映像通報システムの導入の経緯と概要及び期待される効果について、運転免許試験における外国人への配慮事項について、安倍元総理大臣の銃撃事件を受けての今後の要人警護体制について、横断歩道の新規設置数と設備基準について、あおり運転の対象と検挙状況について、県内における特殊詐欺の発生状況と今後の対応について、子どもや孫世代に対する特殊詐欺対策の効果的な啓発方法の提案について。  次に、教育委員会関係では、小中高校におけるグリーンイノベーション推進に向けた教育の取組状況について、本年6月の降ひょう被害における県立学校及び市町村立学校の復旧状況について、オンライン学習サポーターの配置状況と具体的な役割について、教職員の定年引上げに関する新規職員採用数への影響について、免許更新制廃止に伴う新たな研修制度について、夜間中学校に関する意見交換会と始業時刻の配慮について、県立高校における期日前投票の実施について、強度行動障害のある児童生徒に関する共同研究の実施状況及び障害の程度によるクラス分けについて、特別支援学校給食の残食の取扱いについて、部活動の地域移行に対する県教育委員会の対応について、7年後に本県開催される国民スポーツ大会に向けた知事部局との連携について、育休補助の臨時職員について、本県における性教育の取組について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               文教警察常任委員会議案審査報告書          (予 算 議 案)  第100号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち   2 歳  出  中          第 12 款 警察費          第 13 款 教育費          (事 件 議 案)  第121号議案 公立学校職員退職手当支給条例の一部を改正する条例  第122号議案 群馬県市町村立学校職員定数条例の一部を改正する条例  第123号議案 群馬県公立学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例  第124号議案 群馬県公立学校職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例  第125号議案 群馬県義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置に関する条例の一部を改正する条例  第126号議案 群馬県市町村立学校職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例  第127号議案 外国の地方公共団体の機関等に派遣される群馬県市町村立学校職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例  第128号議案 群馬県学校職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例  第129号議案 群馬県教育職員免許法関係手数料条例の一部を改正する条例                               【以上、全会一致可決】          ────────────────────────── ○星名建市 議長 総務企画常任委員会川野辺達也委員長御登壇願います。           (総務企画常任委員会 川野辺達也委員長 登壇 拍手) ◎総務企画常任委員会(川野辺達也 委員長) おはようございます。総務企画常任委員会、川野辺達也でございます。総務企画常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果につきまして御報告を申し上げます。  初めに、付託議案についてでありますが、第100号議案「令和4年度群馬県一般会計補正予算」に関し、知事戦略部関係では、EVカーシェアリング実証実験に関して、経費の考え方や充電器の設置、利用者の負担額及びマイクロツーリズム実現に向けた配車方法などについて質されました。  次に、地域創生部関係では、アーティスティックGUNMAに関して、制度化の予定や関係者からの意見聴取の内容などについて質疑が行われるとともに、財源について当局の見解が質されました。  次に、総務部関係では、県民広場の再整備に関して、補正予算で計上するに至った経緯や今後の維持管理、財源の検討などについて質疑が行われるとともに、活用方法について当局の見解が質されました。  また、行政県税事務所など窓口へのセミセルフレジスター導入について、各事務所における現金の取扱件数などについて質疑が行われました。  以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました議案のうち、第100号議案については多数をもって、その他の各議案については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  なお、委員から、第100号議案「令和4年度一般会計補正予算」に関しまして附帯決議案が提出されました。  その趣旨は、県民広場は県民にとって極めて重要な財産であることから、その新たな活用方法に当たっては、県議会からの意見も踏まえて丁寧に検討を進めること、また、新たな活用方法が固まるまでの間は、県民広場の再整備予算について執行を保留することを要望するものであり、この附帯決議案を採決した結果、賛成少数により否決することに決定をいたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元の配付の報告書のとおりでございます。  このほか、委員会の所管事項につきまして各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  まず、知事戦略部関係ですが、群馬県公立大学法人評価委員会が実施しました業務実績評価結果につきまして、ユーチューバーを活用した県のPR事業について、アニメぐんまちゃんの再放送の状況などについて、公立大学法人のアカデミック・ハラスメントの対応状況について。  次に、地域創生部関係では、ぐんまマラソンに係るリトリートプランの販売実績などについて、ぐんまちゃんをモチーフにした群馬県版図柄入りナンバープレートに関するアンケートについて、総合型地域スポーツクラブに係る資格者の養成について、上毛かるた大会の開催状況について。  最後に、総務部関係でありますが、ポンプ操法大会などに伴う消防団員の負担の軽減について、県庁地下1階のATM跡地の活用状況について、県庁31階の再整備に係る進捗状況について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               総務企画常任委員会議案審査報告書          (予 算 議 案)  第100号議案 本文  第100号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち   1 歳     入          第 7 款 分担金及び負担金          第 9 款 国庫支出金          第 11 款 寄附金          第 12 款 繰入金          第 13 款 繰越金          第 14 款 諸収入          第 15 款 県債  第100号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち   2 歳  出  中          第 2 款 知事戦略費          第 3 款 総務費          第 4 款 地域創生費  第100号議案 第3表 債務負担行為補正のうち
      1 追  加  中          ・EV等賃貸借契約  第100号議案 第4表 県債補正                                【多数をもって可決】  第135号議案 本文  第135号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち   1 歳     入          第 9 款 国庫支出金          第 13 款 繰越金          (事 件 議 案)  第102号議案 群馬県職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例  第103号議案 群馬県職員の懲戒の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例  第104号議案 群馬県職員の給与に関する条例の一部を改正する条例  第105号議案 群馬県職員の寒冷地手当に関する条例の一部を改正する条例  第106号議案 群馬県職員退職手当に関する条例の一部を改正する条例  第107号議案 群馬県職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例  第108号議案 群馬県職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例  第109号議案 群馬県職員賞じゆつ金授与条例の一部を改正する条例  第110号議案 群馬県職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例  第111号議案 外国の地方公共団体の機関等に派遣される群馬県職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例  第112号議案 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例  第113号議案 群馬県職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例  第114号議案 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例  第115号議案 群馬県一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例  第116号議案 群馬県人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例  第117号議案 職員の修学部分休業に関する条例の一部を改正する条例  第118号議案 職員の高齢者部分休業に関する条例の一部を改正する条例  第119号議案 群馬県議会議員及び群馬県知事の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例の一部を改正する条例                               【以上、全会一致可決】          ──────────────────────────               総務企画常任委員会請願審査報告書 ┌──┬─────────────────────────┬─────────┬─────────┐ │番号│件               名        │区   分    │意      見 │ │  │                         ├──┬───┬──┤         │ │  │                         │採択│採択│継続│         │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼─────────┤ │ 24│地方財政の充実・強化を求める請願         │○ │   │  │願意妥当     │ │  │                     (趣旨)│  │   │  │結果の報告を求める│ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼─────────┤ │ 25│安倍元首相の「国葬」への群馬県の対応に関する請願 │  │ ○ │  │実施困難     │ └──┴─────────────────────────┴──┴───┴──┴─────────┘          ────────────────────────── ○星名建市 議長 以上で常任委員長報告は終了いたしました。   ● 討     論 ○星名建市 議長 これより討論に入ります。  通告がありますので、発言を許します。          ──────────────────────────                 本 日 の 発 言 通 告 ┌────────┬───────────────────────────────────┐ │氏名      │発言通告内容                             │ │(所属会派)  │                                   │ ├────────┼───────────────────────────────────┤ │伊 藤 祐 司 │第100号議案                              │ │(日本共産党) │健康福祉 第8号、総務企画 第25号の各請願の委員長報告に対する反対討論│ ├────────┼───────────────────────────────────┤ │今 泉 健 司 │各議案及び各請願の委員長報告に対する賛成討論             │ │(自由民主党) │                                   │ ├────────┼───────────────────────────────────┤ │小 川   晶 │各議案及び各請願の委員長報告に対する賛成討論             │ │(リベラル群馬)│                                   │ └────────┴───────────────────────────────────┘          ────────────────────────── ○星名建市 議長 委員長報告に対する反対討論者伊藤祐司議員御登壇願います。           (伊藤祐司議員 登壇 拍手) ◆伊藤祐司 議員 日本共産党の伊藤祐司です。会派を代表して、通告しました補正予算や請願の委員長報告について、反対する立場から討論いたします。  今回の補正予算は、物価高騰対策や豚熱対策など、緊急に対応が必要な施策が中心で、その点には同意するものですが、2点だけ同意しかねる点があります。  1つは、県民広場の再整備です。  一般質問での井田泰彦議員の議論を聞き、常任委員会での井田議員、小川議員の質問の報道を見まして、コロナ禍での大変なときに4,400万円の予算を出して最優先で急ぐべき事業なのか、お金をかけて別のものをつくるだけではないのか、現状でもできることが多く、丁寧に検討するべきなどの主張は、県民感情から見ても道理と説得力を持っていると思います。  撤去後にどのように活用するのか、その全体計画もない中で撤去ばかり急ぐのは、県民の理解を得られるものではないと考えます。  今回も形から入ろうとする知事の悪い癖が出ているように私には見えます。たとえ良いことをやろうとしても、これでは県民置き去りですよ。  県庁をにぎわいの拠点にしたいという知事のこだわりは分からないではありませんが、老婆心ながら言わせてもらえば、県庁にたくさんの県民を呼ぶ場合は、県民広場などの施設整備の前に、入庫にも出庫にも時間がかかり、忘れ物を取りに行くこともできない、運用コストもかかる県庁駐車場を自走式に変えるなり、場所を移すなり考えたほうがいい。でないと、県庁ができたばかりのときのように、利根川の向こうにまで大渋滞が起きてしまいます。  2つ目は、マイナンバーカード取得の促進です。  知事は、マイナンバーカード取得率を交付税に反映させるという国のやり方を恫喝するようなものと猛反発されました。それについては、私も全く同感であります。  しかし、私は、カードとそれを扱う政府への信頼が不十分な中で、その普及を促進することそのものに反対であります。  群馬県のカード取得率は全国でも下位クラスで、知事はそれを私が本気で取り組んでこなかったからとしましたが、県民が取得をためらっているのは、後を絶たないデジタル情報の漏えい事件同様にマイナンバーカードの個人情報がどのように守られるのか不安を持っているからです。  それ以上に、記録の改ざん、隠蔽、流用などを繰り返す政府に、自分の個人情報を預ける相手としての信頼を持てないからにほかなりません。  カードを取得すれば、ポイントを贈呈するなどのあめやニンジンをぶら下げる前に、カードと政府の信頼性を高めることこそ必要であります。  次に、請願についてです。  健康福祉8号は、後期高齢者の医療費窓口負担2割化実施の凍結を求める請願です。  9月までは1割負担だったわけですから、2割化は負担が倍になっているわけです。この10月から実施されてしまったとはいえ、物価高騰に苦しむ庶民、特に年金以外に生きる手だてのない大多数の高齢者にとって、医療費の倍増は受診抑制も懸念される重大な問題です。  高齢者やその家族からは怨嗟の声が上がっているのは、議員の皆さんならば感じているはずです。この県民感情を願いに受け止めるならば、不採択ではなく、趣旨採択として政府に中止を求めることこそ議会の役割だと考えます。  総務企画25号は、安倍元首相の国葬について、県として弔意を強制しないことを求める請願です。  安倍元首相があのような銃撃によって亡くなられたことについては残念であり、哀悼の意を表するものです。しかし、国葬となれば、次元の違う話になります。  岸田総理は、国葬は、安倍元総理に国全体として弔意と敬意を表す儀式と説明しました。国民主権の日本において、国全体とは国民全体を指す言葉です。国民全体に弔意を、ましてや敬意を表すことを求めるのは、明らかに思想、良心の自由を侵害するものであり、明確に憲法に違反します。  群馬県としては、知事、議長が議会日程を変更して県費で国葬に参加しました。また、県庁では半旗が掲げられ、弔意を表していました。残念です。  済んでしまったこととはいえ、国民の5割、6割が反対した国葬の強行に抗議する意味で、趣旨採択とすることを求めます。  以上で討論を終わります。(拍手) ○星名建市 議長 委員長報告に対する賛成討論者今泉健司議員御登壇願います。           (今泉健司議員 登壇 拍手) ◆今泉健司 議員 自由民主党の今泉健司でございます。会派を代表し、上程中の各議案及び請願について、委員長報告に賛成の立場から討論を行います。  討論に先立ち、一言御挨拶申し上げます。  現在、円安の進行やロシアのウクライナ侵攻などにより、物価高騰が県民生活に悪影響を及ぼしており、一般県民からだけでなく、産業界からも多くの悲鳴に似た叫びのような訴えもお聞きしているところでもございます。  そのような中、新型コロナウイルス感染症が落ち着きを見せており、以前よりも社会経済活動の再開に向けた施策が重要性を増しているというように考えているところでもございます。  その一助にもなり得る、ただいま県が行っております施策で新ぐんまチャレンジ支援金がございますが、目標申請件数を7,000件と見込む中、申請期間の約半分が過ぎた10月10日時点で、申請件数が1,024件しかないという状況下にもございます。  支給要件の対象月を延ばしていただくなどの対応は取っていただいているものの、要件が厳し過ぎるために、申請に二の足を踏んでいる多くの事業者がございます。  そこで、我が自民党会派といたしましても、ぜひ要件の大幅な緩和を行っていただき、できる限り多くの事業者の皆様に申請していただきたいと衷心より要望をさせていただきます。  それでは、本題に入ります。
     まず、第100号議案「令和4年度群馬県一般会計補正予算(第2号)」についてですが、原油価格・物価高騰対策として、農林業、子どもに関連する保育、教育現場や福祉現場への支援を行う一方で、新しい群馬を切り開くため未来への投資として、Gメッセ群馬にデジタル映像制作に必要な環境整備や、県庁前県民広場の再整備など、前向きな取組を進めようとするものであり、賛成いたします。  次に、第135号議案「令和4年度群馬県一般会計補正予算(第2号・追加提案分)」についてですが、来年5月のG7広島サミットに伴い行われるデジタル・技術大臣会合の開催地に群馬県が決定されたことから、受入れ体制整備や開催機運の醸成、おもてなし関連事業等を実施しようとするものであり、賛成いたします。  残余の議案につきましても、会派内で慎重に審議した結果、全て委員長報告のとおり賛成をいたします。  最後に、請願の審査についてであります。  初めに、健康福祉第8号「後期高齢者の医療費窓口負担2割化実施の凍結に関する請願について」でございますが、今般の単身世帯の場合における年収200万円以上における負担の割合が1割から2割に増加する後期高齢者に係る医療費窓口負担の引上げは、現役世代と高齢者の負担のバランスを確保し、制度を持続可能なものにするものとしていくため、法律改正により実施されたものであります。  令和4年10月1日から新制度が実施されているため、凍結すれば大きな社会的混乱を招くおそれがあるため、不採択の方針に賛成いたします。  次に、総務企画第25号「安倍元総理の国葬への群馬県の対応に関する請願について」ですが、9月27日に実施されました国葬に対し、群馬県として弔意を表明するため、県庁舎と県内10か所の合同庁舎で半旗の掲揚を行いました。  しかし、政府の方針を踏まえ、弔意の強制と誤解を招くことがないよう、市町村や教育委員会に対する通知及び県民への呼びかけ等は行っていないため、不採択の方針に賛成いたします。  残余の請願につきましても、会派内で慎重に審議した結果、全て委員長報告に賛成するものであります。  以上、申し上げまして、会派を代表して賛成討論とさせていただきます。(拍手) ○星名建市 議長 委員長報告に対する賛成討論者小川晶議員御登壇願います。           (小川 晶議員 登壇 拍手) ◆小川晶 議員 リベラル群馬の小川晶です。会派を代表して、各議案及び各請願に対する委員長報告に賛成の立場で討論をさせていただきますが、提案されている第100号議案「令和4年度一般会計補正予算」のうち、総務企画常任委員会に付託された県民広場の再整備に関する4,400万円の予算につきましては、リベラル群馬としては、委員会の採決では反対とし、附帯決議を提案させていただきました。  先ほど委員長の報告にありましたように、結果的には、賛成少数ということで附帯決議をつけることはできませんでしたが、その経過も踏まえて討論をさせていただきます。  今議会に提案された県民広場の再整備予算は、県民広場に設置されているモニュメント21を撤去し、全面的な有効活用を図るというものです。  しかしながら、県有財産の有効活用というのであれば、今まで活用してこなかったことが問題なのであり、本会議で知事の答弁にあった飲食や交流のイベントも、総務企画常任委員会の中で議論がなされたドッグランやモルック、eスポーツといったイベントも、現状のまま実施することは十分可能で、お金をかけてモニュメントを撤去しなければできないという必然性はありません。  また、県民の皆さんからは、モニュメントを撤去してほしいという積極的な声が寄せられていないということも確認できました。  今まで十分に活用していないにもかかわらず、撤去しなければ使えないというのは根拠に乏しく、貴重な税金を使う上で、県民の納得は得られにくいと考えます。  現に、本会議で知事の答弁を聞いていたシチズンシップ・アカデミーに参加をした学生のアンケートにも、なぜそんなにすぐに撤去したいのか分からない、モニュメントが面積の3分の1を占めているとはいえ、そんなに高さもなく、障害にならなそうなのに、選択肢が広がる、可能性が広がるなどと言っている割には、その可能性の具体的な例が挙がらなかったので、知事の意向が伝わってこなくて残念だったと。イベントは、モニュメントありでもできると思うという意見がありました。  まずは、現状の県民広場をしっかりと活用する中で、どのような課題があるのか、管理にどのぐらいの費用がかかるのか、モニュメントの撤去が必要なのかどうかを判断するためのエビデンスを積み重ねるべきではないでしょうか。  特に今回は、県の自主財源を使って再整備を行うもので、長引くコロナ禍と物価高の影響により県民生活も地域経済も厳しい中で、ほかにもっと優先することがあるんじゃないかと率直に感じる県民も多いと思います。  ウィズコロナの中で様々なイベントを行い、地域を元気にしていきたい、経済を動かしていきたいと、そういった知事の思いを否定するわけではありませんが、一方で、本当に厳しい生活に追い込まれていて楽しいイベントに参加する余裕すらない人も増えていると、そういった現実を忘れてはいけません。  そうした世の中の状況に鑑みて、総務企画常任委員会の中では、財源についてはクラウドファンディングで集めたらどうか、社会貢献活動の一環として、無償でこのモニュメントの解体、コンクリートの処分を申し出ている民間企業があるので、税金の支出を減らすためにも、民間企業に協力をいただいたらどうかと、そういった議論も交わされました。  このような総務企画常任委員会の経過を踏まえても、県民広場の有効活用の方法や財源の検討について、まだまだ議論の余地があることは明らかです。  県民の貴重な税金を1円たりとも無駄にしないためにも、よりよい形を模索する努力を怠ってはいけません。  県民広場は、群馬県庁のまさに顔となる部分であり、県民の関心の高い場所です。このまま撤去ありき、日程ありきで進めるのではなく、さらに議論を重ね、内容が固まるまでは、予算の執行を保留してもらいたいと、そういう趣旨から冒頭の附帯決議を提案させていただいた次第です。  私どもリベラル群馬は、山本知事の発想力や財政健全化の取組については、日頃から高く評価をしているところですが、今回の県民広場の再整備に関しては、その発想力や財政的な視点が十分に発揮されていないことをとても残念に思っています。  3年間、県民広場の有効活用について考える時間があったのであれば、スピード感を持って実際に広場を活用してみて、活用の方向性や撤去の必要性について、多くの県民がなるほどと思えるようなエビデンスを提示することができたと思いますし、知事の発信力や官民連携の手腕があれば、自主財源を減縮することも十分に可能であったのではないでしょうか。  以上のように、県民広場の再整備については、賛成しがたい部分が残るものの、一方で、ほかの予算全体を見ると、物価高騰対策など喫緊の課題に対応するための予算が大部分を占めているため、100号議案全体については賛成をしたいと思います。  重ねてになりますが、県民広場の再整備については、今議会の中で交わされた議論の内容を重く受け止めていただき、とりわけ財源については、自主財源をできるだけ使わない方法を検討し、より多くの県民に納得していただけるよう努力することを強く要望して、リベラル群馬を代表しての賛成討論とさせていただきます。(拍手) ○星名建市 議長 以上で討論を終結いたします。   ● 採     決 ○星名建市 議長 これより採決いたします。  まず、第100号議案及び健康福祉第8号、総務企画第25号の各請願について採決いたします。  これを委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○星名建市 議長 起立多数であります。よって、第100号議案及び各請願は委員長報告のとおり可決及び決定いたしました。  次に、ただいま採決いたしました各案件を除く上程中の各議案及び各請願につきましては、いずれも委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○星名建市 議長 起立全員であります。よって、各議案及び各請願は、委員長報告のとおり可決及び決定いたしました。   ● 追加議案の上程 ○星名建市 議長  △日程第2、第137号から第143号までの各議案、令和3年度群馬県一般会計歳入歳出決算、同特別会計歳入歳出決算、同公営企業会計決算の認定の件及び第144号から第146号までの各議案を議題といたします。  各議案はあらかじめお手元に配付しておきました。   ● 提 案 説 明 ○星名建市 議長 知事から提案理由の説明を求めます。           (山本一太知事 登壇) ◎山本一太 知事 まず初めに、今回の補正予算案の追加提出に当たり、日程に御配慮いただいたことに対し、皆様に感謝申し上げたいと思います。  本日、追加提出いたしました議案は、一般会計補正予算1件、事件議案10件の合計11件です。  まず、予算関係です。  地方創生臨時交付金のメニューとして、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金が新たに創設され、去る9月20日、内閣府から交付限度額が示されました。  これを群馬県として活用し、エネルギー・食料品価格等の物価高騰の影響を受けた事業者等に対し、必要な支援を実施いたします。  主な内容ですが、物価高騰対策に取り組む医療・介護・福祉施設への支援を行います。  また、エネルギー価格高騰の影響緩和と脱炭素化に向け、中小企業者または個人が太陽光発電設備や蓄電池を導入する際の経費の補助を行います。  このほか、マイナンバーカードの取得促進や、愛郷ぐんま全国割を実施するための経費も含め、追加提案に係る補正予算額は112億5,697万円となります。  続いて、事件議案のうち第138号から第143号は、土地利用審査会委員の選任についてです。  これは、現在の委員の任期が10月18日をもって満了となりますので、その後任者として福島由希子氏のほか5名を選任しようとするものです。  次に、決算の認定についてですが、令和3年度の一般会計、特別会計及び企業会計の合計19会計の決算について認定をお願いするものです。  次に、令和3年度決算に伴い、第144号、第145号は、電気事業会計及び団地造成事業会計に係る剰余金の処分、第146号については、施設管理事業会社に係る欠損金の処理を行おうとするものです。  以上、追加提出する議案の概要について御説明を申し上げました。  なお、土地利用審査会委員の選任につきましては、事案の性質上、早急に御議決をいただきますようお願い申し上げます。 ○星名建市 議長 知事の提案説明は終わりました。   ● 委員会付託の省略 ○星名建市 議長 お諮りいたします。  ただいま議題となっております第138号から第143号までの各議案につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○星名建市 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。   ● 採     決 ○星名建市 議長 直ちに採決いたします。  第138号から第143号までの各議案について、原案のとおり同意することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○星名建市 議長 起立全員であります。よって、第138号から第143号までの各議案は、原案に同意することに決定いたしました。   ● 決算概要説明 ○星名建市 議長 次に、ただいま議題となっております令和3年度群馬県一般会計歳入歳出決算、同特別会計歳入歳出決算の認定の件について、会計管理者から決算概要の説明を求めます。           (福田芳美会計管理者 登壇) ◎福田芳美 会計管理者 それでは、令和3年度一般会計並びに特別会計の決算の概要について御説明いたします。  資料は、12番の令和3年度歳入歳出決算の概要の2ページをお開きください。  初めに、一般会計について御説明いたします。  まず、1、総括の県内経済の状況ですが、令和3年度の本県経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況にあるものの、感染症対策に万全を期し、経済対策を継続していく中で、各種政策の効果や海外経済の改善もありまして持ち直しの動きが見られる状況となりました。  県財政につきましては、歳入歳出ともに前年度を上回り、過去最大となりました。  次に、予算の状況です。  当初予算では、県民の命と暮らしを守り、新型コロナウイルス感染症との長期戦を戦い抜くための取組を推進するとともに、新・群馬県総合計画で描いた未来を実現するため、総額7,650億7,700万円の新型コロナ封じ込め加速予算、新たな未来構築予算を編成いたしました。  また、補正予算では、主に新型コロナウイルス感染症への対応について、検査、医療提供体制の強化やワクチン接種の促進に加え、社会経済活動再開に向けた需要喚起、生活支援の充実など、様々な対策を講じるための予算措置を行いました。  このほか、豚熱発生を踏まえた緊急対策や通学路の交通安全対策、国の補正予算を活用した公共事業費の増額などについて予算措置を行いました。  その結果、最終予算額は前年度に比べて12.0%の増となりました。  続いて決算ですが、歳入総額は9,353億746万円、歳出総額は9,041億538万円となり、歳入歳出ともに前年度に比べ増加となりました。  実質収支は218億5,193万円の黒字となりました。ただし、このうち129億596万円につきましては、国から概算で交付されました新型コロナウイルス感染症関連の国庫支出金の事業費確定に伴う不用額でありまして、令和4年度中に国へ返還の予定です。これを除きました実質収支は89億4,597万円の黒字となります。  次に、4ページを御覧ください。2、歳入の主な科目について御説明いたします。  県税収入は、前年度に比べて7.2%の増加となりました。これは、法人の事業税において一部の業種で業績が好調だったことや、地方消費税が堅調であったことなどによるものです。  地方交付税は、前年度に比べて21.4%の増加となりました。これは、国が県税収入の減額を見込んで算定したために増加となったものです。  国庫支出金は、前年度に比べて13.9%の増加となりました。これは、新型コロナウイルス感染症関連の国庫支出金の増加などによるものです。  県債は、前年度に比べて21.2%の減少となりました。これは、普通建設事業や災害復旧事業の財源として活用した県債の減額などによるものです。  続きまして6ページを御覧ください。3、歳出について御説明いたします。  まず、目的別では、構成比の高い科目は、健康福祉費、教育費、諸支出金となっております。  次に、性質別ですが、義務的経費につきましては、扶助費が前年度に比べて7.3%の増加となる一方で、人件費が前年度に比べて1.1%の減となり、公債費は、過去に発行した普通建設事業に係る公債費の減などにより0.6%の減となりました。  投資的経費は、社会資本総合整備事業のほか八ッ場ダム関連事業の減などにより、22.0%の減となりました。  その他経費では、補助費等が新型コロナウイルス感染症対応に伴う感染症対策営業時間短縮要請協力金や、重点医療機関病床確保、県営ワクチン接種センター運営、愛郷ぐんまプロジェクトの増などにより、前年度に比べて19.3%の増となりました。
     最後に、8ページを御覧ください。特別会計について御説明いたします。  県では11の特別会計を設置しておりますが、その決算額の合計は、歳入総額が4,392億9,774万円、歳出総額が4,282億7,748万円となり、実質収支は110億2,027万円の黒字となりました。  歳入歳出がそれぞれ前年度より減少しましたが、これは主に、中小企業振興資金特別会計の新型コロナウイルス感染症対応資金の貸付金の減少などによるものです。  なお、会計ごとの歳入歳出につきましては、9ページに記載のとおりでございます。  説明は以上です。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○星名建市 議長 次に、令和3年度群馬県公営企業会計決算の認定の件について、県土整備部長から、流域下水道事業会計に係る決算概要の説明を求めます。           (眞庭宣幸県土整備部長 登壇) ◎眞庭宣幸 県土整備部長 令和3年度公営企業会計、群馬県流域下水道事業の決算の概要について御説明いたします。  流域下水道事業は、令和2年度から公営企業会計を適用し、今回が2回目の決算となります。  ファイル13、決算参考資料(流域下水道事業)の3ページ、もしくはお手元の令和3年度群馬県流域下水道事業決算(参考資料)の3ページを御覧ください。この表は流域下水道の決算総括表であり、単位は100万円です。  令和3年度の純損益は、表の左半分、収益的収支の差引きの欄に記載のとおり1億7,800万の黒字となりました。  次に、損益の概要について御説明いたしますので、資料4ページを御覧ください。  この表は、令和3年度と令和2年度の損益の概要を比較して見られるように一覧にまとめたものであります。  令和3年度は、前年度に比べ、収益収支で1億3,600万、経常収支で4,700万、特別損益で800万円、純損益で5,500万円の増額となりました。  資料5ページを御覧ください。処理実績について、前年度に比べ約100万m3減少しており、対前年度98.7%となりましたが、収入は、公費負担の見直し等の影響によりまして、前年度を上回る金額を確保できました。  流域下水道の損益状況につきましては以上のとおりであり、令和3年度は、公営企業会計を適用し2回目の決算となりましたが、おおむね順調に運営できたと考えております。  以上、令和3年度群馬県流域下水道事業会計の決算概要について御説明いたしました。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○星名建市 議長 次に、令和3年度群馬県公営企業会計決算の認定の件及び第144号から第146号までの各議案について、企業管理者から、企業局関係、事業会計に係る決算概要の説明を求めます。           (中島啓介企業管理者 登壇) ◎中島啓介 企業管理者 令和3年度群馬県公営企業会計決算及び決算に関する剰余金処分の追加議案につきまして説明させていただきます。  まず、企業局の決算の概要についてでございますが、お手元の令和3年度群馬県公営企業決算参考資料の3ページをお開きください。  この表は企業局5事業の決算総括表でございまして、単位は100万円で、括弧内には比較できるよう、令和2年度の決算額を参考として記載してございます。  令和3年度の純損益は、表の左半分、収益的収支の差引き欄の最下段の合計欄に記載のとおり、5事業全体で42億3,800万円の黒字となりました。電気事業の供給電力量の増加や、団地造成事業の分譲面積の増加などにより、前年度に比べて純利益は増加しております。  次に、損益の概要について説明いたしますので、資料の4ページをお開きください。  この表は、事業別に、令和3年度と令和2年度の損益の概要を比較して見られるよう一覧にまとめたものでございます。5ページ以降に事業別損益の状況を整理してありますので、各事業ごとに説明いたします。  資料の5ページを御覧ください。まず、電気事業ですが、電力の地産地消の取組である電源群馬水力プランの推進、一部発電所の売電契約における一般競争入札への移行、八ッ場発電所の運転開始などにより販売電力量が増加したことで、純利益は前年度に比べて増加し21億6,200万円となりました。  次の工業用水道事業ですが、給水実績、給水収益ともにほぼ前年並みでしたが、修繕費などが減少したことや、受水企業の契約水量減量に伴う負担金収入を計上したため、純利益は前年度に比べて増加し3億7,000万となりました。  次の水道事業ですが、給水実績、給水収益ともに前年並みでしたが、企業債の後年度の利払い負担軽減のために行った繰上償還に伴う補償金を計上したため、純利益は前年度に比べて減少し10億5,600万円となりました。  続いて6ページの団地造成事業ですが、産業団地などの分譲面積が前年度に比べて増加したことから分譲収益が増加し、純損益は黒字に転じて7億3,900万円の純利益となりました。  最後の施設管理事業ですが、ゴルフ場事業において、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う営業休止が発生しなかったため、指定管理者納付金が増加しました。  一方で、旧上武ゴルフ場の廃止に伴う特別損失を計上したものの、前年度に計上した減損損失より少額であったことから純損失は改善し、8,900万円の純損失となりました。  各事業別の損益の状況につきましては、以上、説明したとおりでございます。  令和3年度は、第2次群馬県企業局経営基本計画を着実に推進し、企業局全体の収益力の向上や効率的な運営に努めた結果、純利益が増加となりました。  続きまして、剰余金の欠損金処分に関する議案について説明いたします。追加議案書その2の13ページをお開きください。  事業の利益処分に関しましては、群馬県公営企業の設置等に関する条例により、企業債等償還積立金などへの積立てを義務化しており、それら以外の処分については議会の御議決をいただくことになっておりますので、議決を必要とする剰余金及び欠損金処分3件について議案を提出させていただいております。  第144号議案の「令和3年度群馬県電気会計事業会計剰余金の処分について」ですが、建設後50年以上が経過した発電所の再整備などに備えるための建設改良積立金に7億5,400万円余、別途積立金に13億円を積み立てようとするものでございます。  別途積立金は、ぐんま未来創生基金への繰り出しに加えて、再生可能エネルギーの導入や脱炭素社会の実現に貢献する取組を、企業局として推進するために新たに設置する再生可能エネルギー導入促進等積立金への積立ての財源とするものでございます。  次に、14ページの第145号議案「令和3年度群馬県団地造成事業会計剰余金の処分について」ですが、企業誘致の受皿となる新規団地の造成などを積極的に進めるため、建設改良金に6億8,400万円余を積み立てようとするものでございます。  最後に、第146号議案「令和3年度群馬県施設管理事業会計欠損金の処理について」ですが、旧上武ゴルフ場の廃止に伴い、当年度までに生じた未処理欠損金を処理するため、建設改良積立金を2億3,000万円余、資本剰余金を2億100万円余を取り崩そうとするものです。  以上が企業局関係の追加議案3件の御説明ですが、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○星名建市 議長 次に、令和3年度群馬県公営企業会計決算の認定の件について、病院局長から病院事業会計に係る決算概要の説明を求めます。           (内田信也病院局長 登壇) ◎内田信也 病院局長 病院局長の内田でございます。令和3年度群馬県公営企業会計の病院事業決算の概要につきまして御説明いたします。  ファイル15、決算参考資料病院局2ページ、病院事業決算総括表を御覧ください。上の表が収支の状況で、令和3年度と前年度の決算額を併記してございます。この表の左半分、収益的収支の差引きの欄が純損益を表しております。各病院の令和3年度の純損益につきまして、上から順に御説明いたします。  まず、心臓血管センターですが、7,300万円の純利益となりました。入院患者数の減によりまして医業収益が減少し、医業損益が悪化した一方で、新型コロナウイルス感染症関係の補助金の増によりまして純損益は2年連続の黒字となっております。  次、がんセンターは8億8,500万円の純利益となりました。1人1日当たりの入院単価の増によりまして入院収益が増加し、医業損益が改善したことで純損益は2年連続の黒字となりました。  精神医療センターは2億5,500万円の純利益となりました。新規入院患者数の増や外来患者数の増によりまして医業収益が増加し、医業損益が改善したことで、純損益は平成27年度から7年連続の黒字となりました。  最後、小児医療センターは1億1,700万円の純利益となりました。患者数の増により医業収益が増加し医業損益が改善したことで、純損益は平成30年度以来の黒字となりました。  この結果、病院局総務課分を含めました病院事業全体では、前年度決算に比べ11億7,700万円改善し、合計欄のとおり11億8,800万円の純利益となりました。  病院局としては、新型コロナウイルス感染症患者の受入れを行うとともに、県立病院の本来の使命であります高度専門医療の充実を図ることで医業損益を改善できたことが、2年連続の黒字につながったものと考えております。  今後とも県立病院としての役割を果たすべく、職員一丸となって取り組んでまいります。  以上、令和3年度病院事業会計の決算概要について御説明いたしました。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○星名建市 議長 以上で決算概要の説明は終わりました。   ● 監査委員審査概要説明 ○星名建市 議長 次に、ただいま議題となっております決算の認定の件について、代表監査委員から審査概要の説明を求めます。           (林 章代表監査委員 登壇) ◎林章代 表監査委員 おはようございます。監査委員の林でございます。監査委員を代表いたしまして、歳入歳出及び公営企業会計の各決算審査の概要を御報告申し上げます。  さきに知事から審査に付されました令和3年度における群馬県歳入歳出決算及び同附属書類、並びに群馬県流域下水道事業決算、群馬県公営企業決算及び群馬県病院事業決算につきまして慎重に審査し、先般、その結果を審査意見として知事に提出いたしました。  それでは、お手元にございます令和3年度群馬県歳入歳出決算審査及び同群馬県公営企業会計決算審査により御説明申し上げます。  最初に、歳入歳出決算審査の概要を御報告申し上げます。令和3年度群馬県歳入歳出決算審査の3ページを御覧ください。  まず、審査結果ですが、決算書の計数等につきましては正確であるものと認められました。また、予算の執行、収入支出に係る事務、財産管理等に係る事務につきましても、おおむね適正に行われたものと認められました。  次に、5ページを御覧ください。審査意見ですが、まず1点目として、健全な財政運営について、基金残高の確保や行政経費の節減、県債の発行抑制、残高縮減などを要望いたしました。  次に、8ページを御覧ください。2点目として、収入未済の圧縮と債権管理について、債務者への適時かつ適切な措置を講じることによる収入未済の圧縮や、滞納の実態に応じた適正な債権管理を要望いたしました。  次に、10ページを御覧ください。3点目といたしまして、財産管理について、民間の資金や経営能力を活用した公共施設の整備や、適切な施設管理による管理コストの縮減に向けた取組のほか、未利用地の早期処分に向けた取組の推進を要望いたしました。  続きまして、公営企業会計決算審査の概要を御報告申し上げます。令和3年度群馬県公営企業会計決算審査の3ページを御覧ください。  まず、審査の結果ですが、決算書の計数は正確であり、決算諸表は経営成績、財政状態を適正に表示しているものと認められました。また、事業運営は、経営の基本原則に従っておおむね適正に運営されたものと認められました。  次に、審査意見ですが、まず流域下水道事業について、当年度の経営状況は1億7,800万円の黒字決算となりました。  今後の事業運営に当たっては、群馬県流域下水道事業経営計画等に基づきまして、下水道接続の促進による収入の確保に努めるとともに、適切な維持管理や更新を行い、施設設備の機能維持に努めるよう要望いたしました。  次に、4ページを御覧ください。企業局所管事業についてでございますが、当年度の経営状況は、八ッ場発電所の運転開始により販売電力量の増や、産業団地分譲数の増などによりまして、42億3,900万円の黒字決算となりました。  今後の事業運営に当たっては、第2次群馬県企業局経営基本計画に定めた収益力の向上など3つの経営の基本方針に基づき、着実に各事業を推進していくことを要望いたしました。  次に、9ページを御覧ください。病院局でございますが、病院局所管の病院事業について、当年度の経営状況は、新型コロナウイルス感染症関連補助金の受入れのほか入院外来収益の増により、11億8,800万円の黒字決算となりました。  しかしながら、今後も多額の償還資金が必要となるなど、病院経営は依然として厳しい状況が続くと予想されるため、今後の事業運営に当たっては、第五次群馬県立病院改革プランに定めた経営の健全化など4つの改革の柱を実行していくことを要望いたしました。  以上、令和3年度歳入歳出及び公営企業会計の各決算審査の概要を御報告申し上げました。  なお、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく令和3年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の審査につきましては、いずれも適正である旨の審査意見を知事に提出いたしましたところ、既に報第7号として議会に提出されておりますことを併せて御報告いたします。 ○星名建市 議長 監査委員による審査概要の説明は終わりました。   ● 特別委員会の設置 ○星名建市 議長  △日程第3、議第7号の発議案を議題といたします。  発議案は、あらかじめお手元に配付しておきました。          ──────────────────────────  議第7号議案 特別委員会の設置について  上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第109条第6項及び会議規則第14条第2項の規定により、提出します。   令和4年10月11日   群馬県議会議長 星 名 建 市 様                          議会運営委員長 井 田   泉  議第7号議案                特別委員会の設置について   1 委員会名称  決算特別委員会   2 委   員  全議員(議長、副議長及び監査委員を除く)   3 設置目的   一般会計、特別会計、公営企業会計の令和3年度決算等について審査を行うため   4 付議事件   令和3年度の群馬県一般会計歳入歳出決算、同特別会計歳入歳出決算、同公営企業会計決算の認定に関すること            令和3年度群馬県電気事業会計剰余金の処分に関すること            令和3年度群馬県団地造成事業会計剰余金の処分に関すること            令和3年度群馬県施設管理事業会計欠損金の処理に関すること          ──────────────────────────
      ● 提案説明の省略 ○星名建市 議長 お諮りいたします。  ただいま議題となっております議第7号の発議案につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、提出者の説明を省略いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○星名建市 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。   ● 採     決 ○星名建市 議長 直ちに採決いたします。  議第7号の発議案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○星名建市 議長 起立全員であります。よって、本発議案は原案のとおり可決いたしました。   ● 特別委員の選任 ○星名建市 議長  △日程第4、特別委員の選任を行います。  お諮りいたします。  ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第5条第1項の規定により、あらかじめお手元に配付の名簿のとおり指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○星名建市 議長 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員を決算特別委員に選任することに決定いたしました。          ──────────────────────────                 特 別 委 員 名 簿  決算特別委員会(42人)     中 沢 丈 一    久保田 順一郎    星 野   寛     狩 野 浩 志    橋 爪 洋 介    伊 藤 祐 司     井 田   泉    水 野 俊 雄    後 藤 克 己     中 島   篤    萩 原   渉    あ べ ともよ     岸 善 一 郎    酒 井 宏 明    金 子   渡     藥 丸   潔    小 川   晶    伊 藤   清     大 和   勲    川野辺 達 也    本 郷 高 明     穂 積 昌 信    井 田 泰 彦    加賀谷 富士子     泉 沢 信 哉    今 泉 健 司    松 本 基 志     斉 藤   優    大 林 裕 子    森   昌 彦     八木田 恭 之    入内島 道 隆    矢 野 英 司     高 井 俊一郎    相 沢 崇 文    神 田 和 生     金 沢 充 隆    亀 山 貴 史    秋 山 健太郎     牛 木   義    追 川 徳 信    鈴 木 敦 子          ────────────────────────── ○星名建市 議長 ただいま選任されました各委員は、御会合の上、正副委員長を互選して、議長の下に報告願います。   ● 休     憩 ○星名建市 議長 暫時休憩いたします。     午前11時20分休憩     午前11時37分開議   ● 再     開 ○星名建市 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。   ● 諸般の報告 ○星名建市 議長 諸般の報告をいたします。  決算特別委員会の正副委員長の互選結果につきましては、委員長に中沢丈一議員、副委員長に泉沢信哉議員が選任されましたので、御報告いたします。   ● 議案の特別委員会付託 ○星名建市 議長  △日程第5、議案の特別委員会付託の件を議題といたします。  お諮りいたします。  会議規則第38条第1項の規定により、ただいま上程中の決算関係の各議案につきましては、あらかじめお手元に配付の特別委員会所属議案付託表のとおり、決算特別委員会に付託いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○星名建市 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  以上をもって本日の日程は終了いたしました。  次の本会議は、明13日午前10時から再開いたします。   ● 散     会 ○星名建市 議長 本日はこれで散会いたします。     午前11時38分散会...